からだの知識

姿勢についての知識

良い姿勢とは『取るもの』ではなく『なるもの』


本当の良い姿勢とは、背中がまっすぐになっている状態ではありません

身体に何らかのトラブルがある場合、姿勢は崩れてしまいます。

緊張しているから、肩がすくんでいる。
過度の疲労ストレスから、背中が曲がっている。

このような緊張や疲労は身体にとってトラブルであり、姿勢を変えてしまいます。
しかし、身体のトラブルがない場合、人の姿勢は自然とシャキッと背中が伸びた綺麗な良い姿勢になります。

姿勢は身体の状態を反映した結果なのです。
身体に異常があれば、異常に応じた姿勢になり、何も異常がなければ綺麗で良い姿勢になります。

そのため、当店では痛みや不調の原因を探るために、姿勢を評価しています。

悪い姿勢とは?


では逆に悪い姿勢とは何でしょうか。

私たちは「特定の姿勢しかできない状態」と定義しています。
筋膜は特定に姿勢をとり続けることで、硬くなり、痛みや不調を引き起こしてしまいます。

ずっと背中が曲がった姿勢で座っていたり、脚を組んで座り続けていたりなどが「特定の姿勢しかできない状態」にあたります。
もっというと、良い姿勢も取り続ければ、特定の姿勢をとり続けることになるので、筋膜を硬くしてしまう要因になります。

そのため例え悪い姿勢であっても、姿勢にバリエーションがあればよしとしています。

 

このように姿勢は身体に何のトラブルもなければ自然と良い姿勢になり、逆にトラブルがあると悪い姿勢になり、特定の悪い姿勢をとり続けてしまうことになります。

根本的な身体のトラブルを解決しないと、意味がありません。

そのため、良い姿勢は『取るもの』ではなく『なるもの』なのです。

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